木管楽器のお手入れ方法
WOODWIND INSTRUMENTS
管楽器は正しくお手入れをすることで楽器の良い状態を長く保つことができます。 演奏後、楽器を片付ける前、長時間練習をしたとき、欠かせないお手入れがあるのでご紹介します♪ 普段のお手入れでうま くいかなかったり分からないことはありませんか? 改めてもう一度確認しましょう♪
演奏後、合奏などで長時間演奏した後に必ずしてほしいことが「スワブを通すこと」です。 楽器にスワブを通さずに水分が残っている状態のままだとカビの原因や、木製の管体だと割れてしまうことがあります。 練習中にしばらくスワブを通していないな…と感じたらすぐ通すようにしましょう。 またスワブは必ず広げて通すようにしてください。 詰まりの原因になります。万が一詰まったときは自分の力で抜こうとせず、迷わず楽器店に持って来てください!
スワブを通す一番狭い穴が約4ミリしかなく、スワブが詰まりやすいです。 スワブを完全に通さずに途中で反対側から引っ張って抜きましょう。
上管の管内にチューブが2本通っているのでスワブを広げずに通すと大変詰まりやすいです。 広げてからゆっくり通しましょう。
ダブルジョイントがU字管の形状になっています。 穴が大きい方からスワブを入れてひっくり返しスワブを通します。 テナージョイントやバスジョイントはクラリネットと同様です。
サックスのスワブの通し方はアルトとテナー、ソプラノ、バリトンの3通りに分かれます。 ソプラノはクラリネットと同じように。アルトとテナーはベル側から入れ、ひっくり返しスワブを通します。バリトンはウォーターキイから頻繁に水を抜くように心がけましょう。
余ったグリスはティッシュなどで拭き取りましょう。ケース内が汚れたり、楽器にほこりがつく原因になります。※水分を拭き取れなくなったり、拭く際にグリスが楽器についてしまうので、スワブやグリスで拭かないこと!
オイルが切れてしまうとノイズが鳴ったり、キイが摩耗をしてしまう恐れがあります。定期的にキイとキイの隙間にさしましょう。また、オイルが余り、はみ出した場合はティッシュなどで拭き取りましょう。
①のようにキイを開いて数回キイを閉じます。水分がなくなるまで行います。閉じているとき②にタンポが痛む恐れがあるので、紙を引かないようにしましょう。
オーボエやファゴットのリードにはスワブではなく、掃除用の羽で水分を取ります。使うと?のようになりますが、指で整えると元通りになります。